コーディング演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲといっても、管理士に関わりの
無い方にはわかりにくいでしょうから、簡単に説明します(^^)
コーディングとは、病名のコードを付ける事です。
コードはWHO(世界保健機関)が決めた世界共通のもので、
アルファベットと数字になっています。
コードは「ⅠCD-10」(アイシーディーテン)という
辞書を使って調べる事ができます。
演習Ⅰは単体の病名にコードをつけます。
高血圧=Ⅰ10
高脂血症=E78.5
貧血=D64,9
余談ですけど、特定疾患療養指導料の対象疾患も、
実はこのコードで分類されてます。
医学通信社の「診療点数早見表」をお持ちの方は
P733でこのコードを見ることができますよ。
演習Ⅱは傷病および死亡の外因などにコードをつけます。
ちょっと長い文章になったりします。。
自転車を乗車していて乗用車と接触して転倒する
=V13.44
「なんでこんな文章がこんな数字になっちゃうの~?」
と思うでしょ?(^^)
これはV13が自転車と乗用車の接触という部分を
表し、次の4が場所、(この場合路上になります)
を表します。
0=家、1=居住施設、などこんな風に決まってます。
最後の4が活動を表します。この場合、
4=休息、睡眠、食事または日常その他の生活活動中
です。
しかし実務ではこのようなコードはとてもつけられない
という事も聞きました(;´Д`)
問題の演習Ⅲは「サマリー」(退院時要約)や診療録の
経過記録を読み、コードをつける事になります。
もっと長い文章の中から、
主診断名、併存症、続発症、外因
などを選び出し、それにコードをつけていきます。
主診断名は比較的よくわかるのですが、併存症や
合併症は当たらない時は全然当たりません(;・∀・)
専門的な用語や検査、病名(ジスキネジアとか)などが
出てくるので、かなり難しいです。